からだの「疲れ」「重い」「やる気がでない」など
梅雨の不調を解消する、毎日ちょっとの心がけ
今年も梅雨のシーズンを迎えます。雨をもたらす梅雨は自然を豊かにしてくれる、
なくてはならない貴重なものですが、梅雨にからだの不調を感じる方が
6割を超えるというアンケート結果もあります。
この不調を解消するためのちょっとした心がけをご紹介いたします。
梅雨に多くなる、からだの不調
梅雨には、高い湿度、日照不足、気温の急な変化など影響もあり、疲労や肩こり
などの不調があらわれやすくなります。
- ● 梅雨に出やすい不快な症状
- ・からだがだるい、重い
・肩こり、目の疲れ
・からだの冷え
・関節痛
・顔や手足のむくみ
・頭痛、めまい
・便秘、下痢
・肌アレ など
からだの弱い箇所に不調が出やすいともいわれますので、注意が必要です。
できれば避けたい、梅雨の生活習慣あるある
雨が続くと、どうしてもしてしまいがちなことですが、からだの不調につながりますので、
できるだけ改善できるように工夫しましょう。
- ・家の中でダラダラと過ごすことが多い
・入浴は簡単にシャワー
・冷たい物を好んで飲む
・薄着のまま、冷房の効いた部屋で過ごす
・普段なら歩くところも、雨だからと車を利用してしまう
できるだけ、からだを動かして、冷やさないように心がけましょう。
毎日の食事でとり入れたいこと
- ● からだの疲労回復に必要なビタミン
- ビタミンB1・B2は疲労回復に効果があるとされています。
B1を多く含む食材…玄米・豚もも肉、豚ロース肉、紅鮭など
B2を多く含む食材…魚介類・乳製品・卵・納豆・緑黄色野菜・キノコ類など
- ● からだを温める食事
- からだの冷えは、だるさの原因になります。血行促進、発汗作用のあるものを摂りましょう。
ネギ・ショウガ・唐辛子・ゴボウ・レンコン・赤身肉・チーズ・魚介類など
- ● 糖質オンリー食、塩分過多を避ける
- 塩分の過多は交感神経を緊張させ、ご飯や麺、パンなどに偏った糖質オンリー食は血糖値の
急上昇・急下降を招き自律神経を乱して体調の不良につながります。
- ● セロトニンを増やす食材をプラス
- 精神の安定にはたらく「セロトニン」を増やすことで、からだのだるさ解消につながります。
セロトニンの材料となる、トリプトファンの摂取がおすすめです。
トリプトファンを多く含む食材…卵黄、乳製品、バナナ、魚(マグロ・カツオなど)、大豆など
だるさ・疲れをとる、からだをほぐす…うれしいダイエット効果も
- ● 肩甲骨まわりをほぐす
- 肩甲骨まわりの筋肉の動きが悪くなると姿勢が悪く、凝りが生じてたるみやむくみが出やすくなります。
- ⇒両手を後ろで組み、息を吸いながら胸を張って肩甲骨を寄せます。
息を吐きながら上体を前に倒して10秒、また息を吸ってからだを起こす。これを2~3回繰り返します。
- ● 股関節まわりをほぐす
- 股関節が凝り固まっていると血流やリンパが滞り、下半身のむくみや冷え、
腰痛やひざ痛の原因になることも。
- ⇒片足ずつ前後左右に振り上げます。ひざを曲げないように意識して、各10回を1日に3セット。
はじめの内は回数を減らして無理なくはじめましょう。
※からだの硬い方、慣れない方は、少ない時間と回数からはじめてください