HOME > 美容・健康情報 > 男性だけではなく女性も、そして若い方も気をつけてください 自覚症状がない『高血圧』は、冬に注意が必要です

男性だけではなく女性も、そして若い方も気をつけてください
自覚症状がない『高血圧』は、冬に注意が必要です

BCニュース2014年12月号

高血圧症の方は全国に約3,000万人、50歳以上では2人に1人が診断されています。

長い期間、高血圧症を放置すると心臓・血管に強い負担がかかり、動脈硬化が
さらに進行して、心筋梗塞、脳出血・脳梗塞など心臓・脳血管系の病気を引き
起こす原因となります。

高血圧の原因

日頃から血圧が高くならないように、生活習慣を整えて予防をしていくことが
大切になります。

血圧を上げる主な要因

・食塩のとりすぎ ・過労 ・運動不足 ・肥満 ・加齢による血管の老化 ・ストレス ・遺伝的要因

冬は血圧が高くなりやすいので注意が必要

忘年会・新年会

血圧は心臓・血液などの様々な要因で変化しますが、特に冬場は気を付けて
いただきたい季節です。春に健康診断で問題がなくても、冬はより血圧が
高くなっている可能性もあり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。

鍋物とお酒

・寒さを感じると体温の発散を防ごうとして血管は収縮し、血圧が上昇
・冬は運動不足になりがちで、肥満になりやすい
・忘年会や新年会などでの飲酒、食事で塩分摂取が増える

男性は20代からケアを、女性は40代以降で急増

高血圧の年代別割合表

高血圧の割合は、男性は20代でも予備群を含めると20%を
超えています。
女性は40代以降から高血圧になる人が急増します。更年期は
女性ホルモンのエストロゲンが激減するため血管拡張作用が
弱くなり、血管の柔軟性が低下し、血圧が上がりやすくなり
ます。精神的なストレスや不眠などが加わると、一層血圧が
変動しやすくなりますので、注意が必要になります。

早めの対応がものをいう。血圧にいい生活のポイントは

睡眠

● 十分な睡眠をとる
睡眠中は昼間に受けた血管のダメージが修復される大切な時間です。
質の高い睡眠をとれるように心がけましょう。
● 減塩+カリウム豊富食を
食塩をとり過ぎると血圧が上がりやすいので、減塩を心がけ、余分なナトリウムを
排出するカリウムの豊富な食品(海藻や緑黄色野菜、果物など)を摂り入れましょう。
● 室内での対策
カーデガントイレや浴室、脱衣所など家の中でも寒いところは、予め暖めておくなど温度差を
なくすようにしましょう。夜間のトイレや早朝の起床時は一枚羽織るなど防寒の工夫をしましょう。