高血圧症の方は全国に約3,000万人、50歳以上では2人に1人が診断されています。
長い期間、高血圧症を放置すると心臓・血管に強い負担がかかり、動脈硬化が
さらに進行して、心筋梗塞、脳出血・脳梗塞など心臓・脳血管系の病気を引き
起こす原因となります。
日頃から血圧が高くならないように、生活習慣を整えて予防をしていくことが
大切になります。
・食塩のとりすぎ ・過労 ・運動不足 ・肥満 ・加齢による血管の老化 ・ストレス ・遺伝的要因
血圧は心臓・血液などの様々な要因で変化しますが、特に冬場は気を付けて
いただきたい季節です。春に健康診断で問題がなくても、冬はより血圧が
高くなっている可能性もあり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
・寒さを感じると体温の発散を防ごうとして血管は収縮し、血圧が上昇
・冬は運動不足になりがちで、肥満になりやすい
・忘年会や新年会などでの飲酒、食事で塩分摂取が増える
高血圧の割合は、男性は20代でも予備群を含めると20%を
超えています。
女性は40代以降から高血圧になる人が急増します。更年期は
女性ホルモンのエストロゲンが激減するため血管拡張作用が
弱くなり、血管の柔軟性が低下し、血圧が上がりやすくなり
ます。精神的なストレスや不眠などが加わると、一層血圧が
変動しやすくなりますので、注意が必要になります。