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疲れやイライラ、肌アレやむくみなど、さまざまな不調につながる
『夏の冷え』は女性だけでなく、男性も増えています

BCニュース2014年9月号

夏の間に、からだの冷えで悩まされる方が増えています。
体温を超える猛暑と、冷房の効いた室内の繰り返しなどで、体温調節機能を司る
自律神経が乱れることが主な原因です。
女性は筋肉量が少なく、冷え性の女性は
元々多かったのですが、無理なダイエットやストレスなどでホルモンバランスが
崩れてしまい、冷え性に悩む方がさらに増えています。

また中高年の男性でも、ストレスや日頃の運動不足、生活習慣の乱れなどで、
冷えの自覚症状がなくても冷え性の症状で悩まされる方が増えてきています。

夏の冷えは、1年を通じてさまざまな体調不良につながります

夏の冷えは、ひどくなると1年中冷えを感じるようになり、血行不良やホルモンバランス、
自律神経の乱れにまたつながって、さまざまな体調不良を引き起こしてしまいます。

女性がベットに横になっている
頭痛、イライラ ・集中力低下 ・疲労感 ・肩こり ・風邪をひきやすい
お肌のくすみ、アレ、むくみ ・胃もたれ、腹痛 ・便秘や下痢
腰痛などの関節痛 ・手足のしびれ ・生理痛、生理不順 ・太りやすい

自律神経を整えて、からだの不調を解消しましょう

エアコン

夏の冷えからくる不調は、自律神経を整えることが根本的な解消につながります。

服装や室内の温度設定を気を付ける
外気温と室温の差が±5℃を超えるとからだのストレスになります。
冷房を使う時には、室温は27~28℃程度がおすすめです。
外出先で冷房がきつい部屋では、カーディガンやブランケットを活用
して、からだを冷やさないように心がけましょう。
からだの冷えを感じる、汗をかきにくい方は、からだをしっかり温める
お風呂 からだを温めるには、週に2~3日はお風呂で半身浴するのがおすすめです。
38℃程度のぬるめで、ゆっくり。(のぼせには気を付けましょう)
シャワーで済ませてしまう時はバケツなどにお湯を張って、足湯をするのも
効果的です。普段から汗をかきにくいという方は自律神経が乱れる原因に
つながりますので、しっかり汗をかきましょう。
ふくらはぎを動かす
ふくらはぎ 足には、心臓の働きを助ける第二のポンプという役目があります。この働きを
しっかり機能させると「むくみ」が改善でき、全身への血流も良くなります。
足首をグルグル回したり、つま先立ちで歩く、いま話題のふくらはぎの
マッサージも効果的です。

自律神経のはたらきに大切な運動と食事

からだの熱を生み出す主役は筋肉です。
とくに足と背中の筋肉をつけることが効果的。
お風呂上りなどにストレッチして筋肉を
やわらかくほぐすことも冷え性には効果的です。

肩甲骨のストレッチ ストレッチ写真

両手を後ろで組み、息を吸いながら
胸を張って肩甲骨を寄せます。
息を吐きながら上体を前に倒して
10秒、また息を吸ってからだを
起こす これを2~3回

※からだの硬い方、慣れない方は、
  少ない時間と回数からはじめてください
BCM9-7

また、食事で摂るブドウ糖をエネルギーや熱に変えるには、亜鉛・セレン・鉄
マグネシウムといったミネラルと、ビタミンB1・B2
などが必要になります。
ビタミンCは鉄分の吸収を助け、貧血や冷え性の解消に大きく役立ち、
ビタミンEには血行を良くしてホルモンバランスを調整する働きもあります。