新緑が鮮やかな季節に、からだを少し動かしてみませんか。
冬の間に溜め込んだ、脂肪という上着を脱ぐのに適した季節です。
そして、からだを動かすことが血管を若々しく保つためにもとっても
大切なんです。からだが硬い人は、血管年齢も高いという研究報告も
あるそうです。忙しいから…運動は苦手だから…という方も、
硬くなったからだを気持ちよく伸ばしてみませんか。
ストレッチでからだを伸ばすと、筋肉や関節が柔らかくなります。
毎日短時間でも、ストレッチを行うことで効果は積み重なります。
動かしたい場所をマッサージして筋肉を温め、息を深く長く吐きながら、
ゆっくり筋肉を伸ばすようにストレッチすると、より効果的です。
からだが硬い人と柔らかい人の差は、筋肉の中のコラーゲンの質の違いです。
筋肉はコラーゲンの膜で覆われてできています。
糖分を取り過ぎたり、運動不足などが原因となって血糖値が高くなると
コラーゲンに糖がまとわりついて(糖化)、筋肉が伸びにくい状態になって
しまいます。
コラーゲンの糖化は、筋肉だけではなく、血管までも老化を早めてしまう原因に
なると考えられています。
血管はコラーゲンが多い部分で、血管の弾力を保つためには欠かせません。
年齢と共に血管の弾力が無くなりもろくなってしまうと、高血圧や動脈硬化を
引き起こします。